2009年12月05日

岡山museum tour vol.1

 この前の土日を利用して、岡山の牛窓に家族旅行に行ってきました。大阪からちょっと足を伸ばす場所としては、ちょうどいい場所です。牛窓は、日本のエーゲ海と言われ、リゾート的な所です。夏以外はシーズンオフで奇麗なホテルにお安く泊まれるということで、牛窓のホテルを予約していました。。
 牛窓にホテルは決めてたのですが、観光はどこに行こう・・・といろいろ調べたところ、前々から行きたかった犬島がかなり近いらしい。。しかも、磯崎氏の傑作とも言われる、一度は行きたかった奈義町現代美術館もどうやら牛窓へ向かう途中に行けそうだ。。ってことで、大きな期待を胸に出発しました。
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 朝9時半に神戸を出発し、中国自動車道 美作ICを下りて20分ぐらいで第1目標である奈義町現代美術館に到着しました。とてものどかで、静かなところです。
 この奈義町現代美術館は、いくつも美術館を手掛けている磯崎新氏の設計で、最高傑作との声が高い建築です。
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 常設展示と企画展示がありますが、常設展示は、3つの展示室の3つの作品のみで構成されていて、それぞれの展示室を「太陽」・「月」・「大地」と名付けています。
 チケットを買い、中に入ると、まず展示室「大地」に入ります。ここは、外部で、一度外に放り出される動線になっています。「大地」では、宮脇愛子氏の『うつろひ』が展示してあります。水面に弓形に曲げられた針金が無数にあり、水面とガラスに映ったアーチが空とシンクロします。
 その隣の部屋に入ると室内空間にも石の上にアーチがあります。写真にもありますが、天井のコンクリートに水面の揺らぎと、針金が乱反射した模様が映り、とても幻想的な空間でした。たぶん日差しがあるお昼頃に行ったのがよかったのかも・・・今回は見れませんでしたが、夕日が差し込んだ雰囲気もいいんだろうなー。。
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 その先を進むと、道が2つに別れていて、展示室「太陽」と「月」のどちらを先に見るか、選択を余儀なくされます。しかし、一番期待をしている「太陽」は最後にとっておこうと、展示室「月」へ。ここは、平面的に三日月の形状をしていて、岡崎和郎氏の『HISASHI-補遺するもの』が展示してあります。天井が非常に高く、三日月形の両側の先端にスリット開口があり、作品が壁に張りついています。調整された光が中心に向かって差し込むことで美しい陰影を造り出し、壁に掛かった作品を映し出していました。そしてなにより、神秘的な雰囲気を造り出しているのは、この場所の音です。話し声や、足音・・・是非一度体験してみて下さい。
 そして、この空間は、中秋の名月の夜10時に月光が白い壁を滑って影を落とすように計画されています。その時を狙ってまた行きたいものです。
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 そして、いよいよ展示室「太陽」、荒川修作氏とマドリン・ギンズ氏による『偏在の場・奈義の龍安寺・建築的身体』へ。この展示室に入る前に前室が用意されていて、そこにある傾いた螺旋階段を登って展示空間に入ります。ここは、龍安寺の石庭、鉄棒、ベンチ、シーソーが円筒の空間に一対になって存在します。ここでは他の荒川修作氏の作品にも感じる違和感を大きく感じます。光と影、身体的空間、龍安寺、人間が持つ懐かしさ、生と死・・・話出すと止まらないかもしれないので割愛させて頂きますが、本当に本当に想像以上の空間でした。。
 この美術館にはここでは書ききれない様々な意図があります。詳しい作品の説明や、美術館の計画などは奈義町現代美術館オフィシャルHPに掲載されているので、見てみて下さい。
http://www.town.nagi.okayama.jp/cgi-bin/mocainfo/mocainfo.cgi
この美術館での体験は、自分にとって衝撃的でした。これほどまでに建築と一体化した現代美術を初めて見ました。この場所に行かないと感じることのできない空間がここにはあります。是非、生きている間に一度は行ってみて下さい。
 余談として、その後、下嶋知子氏の企画展示があったので鑑賞し、余韻に浸っていたところ、学芸員の方にワークショップに誘われ、話し込んでいると、下嶋知子氏とインテリアデザイナーをされているご主人の下嶋世司氏をご紹介して頂き、「よかったらまた今度、是非アトリエに遊びに来て下さい。」とおっしゃって頂き、お愛想でも感動の嵐でした。。
 たっぷり堪能してお腹いっぱいになったところで、牛窓へと向かうのでした。
続きはまた次回。。

by an


posted by anとnit | Comment(1) | TrackBack(0) | journey | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
突然のコメント失礼致します。
岡山のサイトを運営している者なのですが、失礼ながら、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
もしよろしければ、相互リンク登録していただけましたら幸いです。
http://ken.link-z.net/okayama/link/register

ご迷惑でしたら申し訳ございません。よろしくお願いします。
zT5
Posted by yukari at 2009年12月06日 02:29
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