2009年12月18日

岡山museum tour vol.4

岡山旅行2日目の続きです。
前回載せそびれた、犬島の海水浴場で見たアート作品の写真を。。

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いす形の石が並んでいる後ろ姿と瀬戸内海の景色。
曇り空から差し込む光がきらきらして見えました。

犬島を出た後、前日はどんより空だったのでもう一度夕日を見に牛窓へ。
日本の夕日百選に認定されているらしく、海で夕日を見ていたのですが、たしかに浮かぶ島々や灯台の景色がとてもきれいでした。

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やっぱりこの日も雲がだいぶありましたが、隙間から見える夕日だけでも絶景だと思いました。天気のいい日にまた見に来たいです。

by nit


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2009年12月13日

岡山museum tour vol.3

 2日目。
 犬島へ向かうため、フェリーが出ている宝伝港へ。
牛窓から宝伝港へは海岸沿いかと思いきや、何度か山越えし、間もなく宝伝港というところで、遠かった犬島がはっきり見えてきました。あいにく曇り空でしたが、そんなことは気にならないくらい、煙突が突き刺さる犬島のなんともいえない光景に目が釘付け。
フェリー乗り場に付き、いよいよ出発!いざ犬島へ。

 犬島は宝伝港よりフェリーで約5分。瀬戸内海に浮かぶ小さな島。
そこには1909年より10年操業された銅の精錬所が残っており、現在、犬島アートプロジェクトとして、この近代化産業遺産である精錬所の遺構を保存、再生し、三分一博志さんの建築とその建築とコラボレートしている柳幸典さんのアートワークと共に公開されています。

 フェリーに乗り、徐々に近づく犬島にテンションが上がりながら、あっという間に到着。降りるとすぐに見学ツアーの受付をしている建物(チケットセンター)が見えます。見学ツアーは予約制。予約者は集められてツアーの説明を受け、1人のスタッフに約10名くらいの班に分けられ出発。

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 海岸線の長いアプローチを経て、精錬所の門をくぐるとそこに見えるのは深い歴史を感じる遺跡のような世界。一体は銅の精錬過程に発生する鉱滓からなるカラミ煉瓦がふんだんに使用されており、この深い赤茶色の煉瓦は少し光沢があるためか光の加減で色合いが変わり、陰影をさらに引き立てているように感じました。

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 最初に案内されたのは三分一博志さんの建築+柳幸典さんのアートワーク。建築としては環境に負荷を与えないよう、自然エネルギーや煙突、カラミ煉瓦などの精錬所の素材を導入し、内部の温度を一定に保つ工夫がされているものでした。
 その中に柳幸典さんの三島由紀夫に関する5つの作品が建築と一体化していて、スタッフの指示のもと順に鑑賞。まず、小説「太陽と鉄」のイメージの作品でカラミ煉瓦と耐候性鋼板に囲まれた細長い通路に、ある仕掛けがあり、その不思議な光景と空気感は今まで体験した事のない意外性のある空間でした。そして、三島由紀夫邸の建具が飾られているアースギャラリー。その建具の配置と光の入り方、映り方、どれをとっても美しく信憑性を感じられる空間でした。このホールが夏は冷たく、冬は暖かくなるよう設計されている仕掛け等、作品に加え建物の説明を受けながら、順に作品を鑑賞し、最後は檄文を展示した明るい空間へと続きます。
 作品自身はとてもおもしろく、見応えがありましたが、三島由紀夫という人物のギャラリーで、なぜか暗い通路に始まり明るい空間で終わる動線、適温に調節されたメインホール等々、少し腑に落ちない部分も…。きっちり時間配分し案内される感じもギャラリーというよりアトラクションといったイメージを受けました。

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 その後、先ほどの建築物の屋上にて、建物の環境システム等の説明を受け、少し手入れされながらも、当時の風景を思わせる丘の小道を辿りながら、精錬所の遺構を巡りました。破損しながらもそびえ立つ大煙突と、カラミ煉瓦が作りだす情景は近代化産業遺産というより、フォロロマーノを連想させるような壮大さをも感じるもので、まだ90年しか経ってないことに違和感を覚える程でした。
 最後に、カラミ煉瓦が一定の間隔ごとに積み上げられている空間へ。そこは荷物置場だったそうですが、その色合いと古びた感じがなぜかもっと深い歴史と何らかの理由を持つ場所のように見えました。
 そしてツアーは終了し、その場で解散。一部自由に見ていいというところがあり、その周辺でまったりと精錬所の情景を楽しみました。

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 その後見学を終え、チケットセンターで昼食に祭り寿司を食べ(売り切れだったが、たこめしが美味しいらしい)、フェリー乗り場の対角にある海水浴場まで、精錬所の裏側や島での生活を覗きながら歩き、浜辺にあるアート作品を見て、小島が浮かぶ瀬戸内海の風景を楽しみました。
 そして夕方、フェリーで帰路につき犬島をあとにしました。

 1日目に見た奈義町現代美術館と今回の精錬所。どちらも建築とアートが一体化する作品でした。コンセプトが異なる為、単純に比較はできませんが、建築+アートという点に着目すると、確かにどちらも設計段階から展示するアートの空間性を深く、緻密に考慮し、その独特な作品性を空間全体で表現するものでしたが、建築と作品が一体化し、自然な形で作品に触れる面白さがあるのは奈義町現代美術館でした。精錬所のアートギャラリーは精錬所の遺構の迫力が壮大で、建築、アート共に理由を付けて付随している感じに少し違和感がある気がしました。犬島全体としては、あまり類を見ない重く深い雰囲気を持つ島で、本来の歴史と見て感じるものにギャップがあるところも感慨深いおもしろさがありました。このアートプロジェクトも第1期とのことなので、今後の展開が楽しみです。また、ゆっくり堪能しに行きたいと思います。

by nit
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2009年12月08日

岡山museum tour vol.2

 岡山家族旅行の続きを書きたいと思います。
 奈義町を出て、牛窓に向かいました。車で1時間ほど山間の国道を南に下ると到着です。牛窓では、夕暮れが近づいていたので、他の観光地には目もくれず真っ先にオリーブ園に行き、展望台から瀬戸内海の景色を眺めました。ここからの眺めが日本のエーゲ海と言われる景色だそうです。
 天気予報では、夕方から雨と言われつつもなんとかここまで天気は保っていたのですが、牛窓に着く頃には雨ではないながらも、かなりの曇り空でどんより・・・エーゲ海の雰囲気は味わえませんでした。でも、瀬戸内独特の風景と紅葉は楽しめたので、良しとしますか。。
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 予約していたホテルは、「ホテルリマー二」というホテルで、プールやヨットハーバーが併設されている海に面したリゾートホテルです。オリーブ園からすぐ見下ろせる場所にあって、車で5分ぐらいでした。
 客室は、全室オーシャンビューで、瀬戸内海の島々を見渡せます。写真は、朝一に客室から撮影したものです。2日目に予定していた犬島のシンボル「煙突」も見ることが出来ました。(写真ではわかりづらいですが…)館内は、白を基調にした明るいホテルで、景色とともに奇麗で、大満足でした。
 牛窓は、山と海が近接していて、漁師町にリゾートの要素が混じり合った雰囲気の奇麗な町で、のんびりするにはいいところだなと思いました。
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2日目犬島編はまた次回。。

by an
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2009年12月05日

岡山museum tour vol.1

 この前の土日を利用して、岡山の牛窓に家族旅行に行ってきました。大阪からちょっと足を伸ばす場所としては、ちょうどいい場所です。牛窓は、日本のエーゲ海と言われ、リゾート的な所です。夏以外はシーズンオフで奇麗なホテルにお安く泊まれるということで、牛窓のホテルを予約していました。。
 牛窓にホテルは決めてたのですが、観光はどこに行こう・・・といろいろ調べたところ、前々から行きたかった犬島がかなり近いらしい。。しかも、磯崎氏の傑作とも言われる、一度は行きたかった奈義町現代美術館もどうやら牛窓へ向かう途中に行けそうだ。。ってことで、大きな期待を胸に出発しました。
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 朝9時半に神戸を出発し、中国自動車道 美作ICを下りて20分ぐらいで第1目標である奈義町現代美術館に到着しました。とてものどかで、静かなところです。
 この奈義町現代美術館は、いくつも美術館を手掛けている磯崎新氏の設計で、最高傑作との声が高い建築です。
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 常設展示と企画展示がありますが、常設展示は、3つの展示室の3つの作品のみで構成されていて、それぞれの展示室を「太陽」・「月」・「大地」と名付けています。
 チケットを買い、中に入ると、まず展示室「大地」に入ります。ここは、外部で、一度外に放り出される動線になっています。「大地」では、宮脇愛子氏の『うつろひ』が展示してあります。水面に弓形に曲げられた針金が無数にあり、水面とガラスに映ったアーチが空とシンクロします。
 その隣の部屋に入ると室内空間にも石の上にアーチがあります。写真にもありますが、天井のコンクリートに水面の揺らぎと、針金が乱反射した模様が映り、とても幻想的な空間でした。たぶん日差しがあるお昼頃に行ったのがよかったのかも・・・今回は見れませんでしたが、夕日が差し込んだ雰囲気もいいんだろうなー。。
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 その先を進むと、道が2つに別れていて、展示室「太陽」と「月」のどちらを先に見るか、選択を余儀なくされます。しかし、一番期待をしている「太陽」は最後にとっておこうと、展示室「月」へ。ここは、平面的に三日月の形状をしていて、岡崎和郎氏の『HISASHI-補遺するもの』が展示してあります。天井が非常に高く、三日月形の両側の先端にスリット開口があり、作品が壁に張りついています。調整された光が中心に向かって差し込むことで美しい陰影を造り出し、壁に掛かった作品を映し出していました。そしてなにより、神秘的な雰囲気を造り出しているのは、この場所の音です。話し声や、足音・・・是非一度体験してみて下さい。
 そして、この空間は、中秋の名月の夜10時に月光が白い壁を滑って影を落とすように計画されています。その時を狙ってまた行きたいものです。
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 そして、いよいよ展示室「太陽」、荒川修作氏とマドリン・ギンズ氏による『偏在の場・奈義の龍安寺・建築的身体』へ。この展示室に入る前に前室が用意されていて、そこにある傾いた螺旋階段を登って展示空間に入ります。ここは、龍安寺の石庭、鉄棒、ベンチ、シーソーが円筒の空間に一対になって存在します。ここでは他の荒川修作氏の作品にも感じる違和感を大きく感じます。光と影、身体的空間、龍安寺、人間が持つ懐かしさ、生と死・・・話出すと止まらないかもしれないので割愛させて頂きますが、本当に本当に想像以上の空間でした。。
 この美術館にはここでは書ききれない様々な意図があります。詳しい作品の説明や、美術館の計画などは奈義町現代美術館オフィシャルHPに掲載されているので、見てみて下さい。
http://www.town.nagi.okayama.jp/cgi-bin/mocainfo/mocainfo.cgi
この美術館での体験は、自分にとって衝撃的でした。これほどまでに建築と一体化した現代美術を初めて見ました。この場所に行かないと感じることのできない空間がここにはあります。是非、生きている間に一度は行ってみて下さい。
 余談として、その後、下嶋知子氏の企画展示があったので鑑賞し、余韻に浸っていたところ、学芸員の方にワークショップに誘われ、話し込んでいると、下嶋知子氏とインテリアデザイナーをされているご主人の下嶋世司氏をご紹介して頂き、「よかったらまた今度、是非アトリエに遊びに来て下さい。」とおっしゃって頂き、お愛想でも感動の嵐でした。。
 たっぷり堪能してお腹いっぱいになったところで、牛窓へと向かうのでした。
続きはまた次回。。

by an
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2009年09月23日

入口

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香港で散策中みつけたお店です。
シャッターが開かないのか、開けるのが面倒なのかわかりませんが、シャッターを切り取って入口にしてます。
こんなふうに日々の生活の中で、便利に変わっていった姿が本来の機能性なのかな〜っと考えさせられます。

by an
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